【法則8】鉄道ファンは「孤独」に強い!リーダーの素質がある!

鉄道ファンは、一人旅を好む。

 

「鉄道に乗る」ことが目的の鉄道ファンの旅は、

普通の人から見れば単なる「移動手段」に過ぎない。

 

まるで、回転寿司屋で寿司を注文せず、唐揚げやラーメン(サイドメニュー)

を食べに行く感覚だろうから、仮に、同行者と一緒に旅をしても退屈させてしまう。

それに、こちらも余計な気をつかう羽目になるから同行者の参加はあまり芳しくない。

 

そんなわけで、鉄道ファンは「孤独」に強い。

1人でも充分楽しめる力が備わっている。

 

もっと言えば、旅行に出かけなくとも

「時刻表」1冊あれば、丸1日楽しめるのも鉄道ファンならではの特徴。

列車の乗り継ぎを調べつつ計画を立てるのだ。

その際、自分でルールを決めると盛り上がる(自己満足)

 

例えば

①行程 2日間以内

②旅費 1万円以内

青春18切符普通列車のみ利用)

 

このようなルール(条件)を決め、時刻表を駆使しながら計画を楽しむ。

鉄道ファンにとって時刻表は「読み物」なのである。

 

単なる「机上の空想旅行」と言うなかれ!

 

鉄道ファンは、実にリアルにビジュアル的に計画を立てる。

 

今の時節なら豪雪に備え

非常時の代案ルートまで考える。

諸々試行錯誤しながら、1枚の企画計画書にまとめあげるのだ。

 

完成したら一人悦に入る

それで満たされる。

 

これが、鉄道ファンは孤独に強い所以である。

 

■ビジネスへの活用法

会社員等、人の上に立つと孤独を味わうことが多い。

 

こんな私でも、営業所長や鉄道会社の社長を経験してきたが、

想像以上に孤独な立場を強いられる場面が多かった。

そんな時、孤独や孤立に免疫がある鉄道ファンは強い。

悩まずにおおらかでいられる。

直接ビジネスとは関係のないことだが、老後の認知症対策にもなる

 

別の項目で解説するつもりだが、

「時刻表を駆使した机上旅行企画」の経験は、

ゼロベースから自分で条件を決め、企画提案に集中できる能力に通じる。

コンセプト、ビジョン、計画等、プレゼン力も培われる。

 

人が思いつかないことを鉄道ファン思いつく可能性を秘めている

 

■私の失敗談

「孤独に強い」ということは、反面、人見知りが強い。

元来、人見知りが強い私は、会社に行くだけでも緊張していて

駄目サラリーマンぶりを発揮してしまっていた。

 

出張が決定すると、何通りものルートを検討する為に時刻表と格闘。

気が付いたら一日の業務がそれで終わってしまい

上司に大目玉をくらったことも・・・

 

鉄道趣味の為に出張に行くと誤解を招いてしまう

からほどほどに!